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     デジタル教材(電子黒板用)の実践例を見て

◎Y.M.先生からのご投稿  
 熊本の小学校で外国語活動を担当しています。先日、中部学院大学で行われた新学習
指導要領対応セミナー「これからの小学校英語 −デジタル教材(電子黒板活用)に支
えられて−」に行って参りました。文科省から『英語ノート・デジタル版』は配付され
たものの、実際に電子黒板を使った授業を見たことがなかったので、興味津々で参加し
ました。

 電子黒板を活用したデジタル教材『Touch and Learn』の実践例を見て、感じたこ
とは次の5つです。

 @準備物がほとんどいらない。
   →ソフトの中にイラストや質の高い音声が盛りだくさんある!

 A子どもを待たせないですむ。
   →イラストカードを黒板に貼る間、はがす間、道具の移動などの無駄な時間が少
    ない。

 B子どもの目を釘付け!
   →クイズ的仕掛け、関連する場面へのリンクなど、パワーポイント以上に映像や
    音声の転換ができるので、子どもの興味関心が高まるだけでなく、理解を深め
    る効果が大きい。

 C子どもと教師のインタラクションがさらに大事になってくる。
   →ソフトにたよるだけでは、効果は上がらない。教師による言葉掛け、子どもの
    つぶやきを如何に拾ってつなげるか、教師の腕の見せ所。

 D気軽にクラスルーム・イングリッシュを活用できる。
   →ボードに音声が埋め込んであるので、言いたい文をポンとたたくだけで、クラ
    スルーム・イングリッシュを子どもに投げ掛けられる。また、担任は繰り返し
    言うことで、クラスルーム・イングリッシュを話せるようになる。

   使っていくうちに、きっといろんなアイデアが広がりそうな電子黒板の活用です。数
年前に研修で行ったアメリカのある小学校では、全教室に電子黒板が入っていました。
音声中心の小学校英語には欠かせない教具と言えそうです。子どもたちがわくわく楽し
く英語に触れるためにも、すぐにほしい!と思っています。『英語ノート』が配布され
るので、「4月からどうしたらいい?」という先生方からの相談も多く、電子黒板の活
用を広めたいとも思っていますが、なかなか実践例を見ることができない現状です。私
も実物を見て改めてそのすごさを実感しました。

   電子黒板の準備はできたので、あとはソフトを楽しみに待っているところです。この
ソフトの内容如何で活動は大きく変わると思います! だからこそ、どんな英語に触れ
させるかが大事だと、久埜先生のお話で実感しました。


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