ぼ〜ぐなん広場(61)
デジタル教材(電子黒板用)の実践例を見て ◎Y.M.先生からのご投稿 |
熊本の小学校で外国語活動を担当しています。先日、中部学院大学で行われた新学習 指導要領対応セミナー「これからの小学校英語 −デジタル教材(電子黒板活用)に支 えられて−」に行って参りました。文科省から『英語ノート・デジタル版』は配付され たものの、実際に電子黒板を使った授業を見たことがなかったので、興味津々で参加し ました。 電子黒板を活用したデジタル教材『Touch and Learn』の実践例を見て、感じたこ とは次の5つです。 @準備物がほとんどいらない。 →ソフトの中にイラストや質の高い音声が盛りだくさんある! A子どもを待たせないですむ。 →イラストカードを黒板に貼る間、はがす間、道具の移動などの無駄な時間が少 ない。 B子どもの目を釘付け! →クイズ的仕掛け、関連する場面へのリンクなど、パワーポイント以上に映像や 音声の転換ができるので、子どもの興味関心が高まるだけでなく、理解を深め る効果が大きい。 C子どもと教師のインタラクションがさらに大事になってくる。 →ソフトにたよるだけでは、効果は上がらない。教師による言葉掛け、子どもの つぶやきを如何に拾ってつなげるか、教師の腕の見せ所。 D気軽にクラスルーム・イングリッシュを活用できる。 →ボードに音声が埋め込んであるので、言いたい文をポンとたたくだけで、クラ スルーム・イングリッシュを子どもに投げ掛けられる。また、担任は繰り返し 言うことで、クラスルーム・イングリッシュを話せるようになる。 使っていくうちに、きっといろんなアイデアが広がりそうな電子黒板の活用です。数 年前に研修で行ったアメリカのある小学校では、全教室に電子黒板が入っていました。 音声中心の小学校英語には欠かせない教具と言えそうです。子どもたちがわくわく楽し く英語に触れるためにも、すぐにほしい!と思っています。『英語ノート』が配布され るので、「4月からどうしたらいい?」という先生方からの相談も多く、電子黒板の活 用を広めたいとも思っていますが、なかなか実践例を見ることができない現状です。私 も実物を見て改めてそのすごさを実感しました。 電子黒板の準備はできたので、あとはソフトを楽しみに待っているところです。この ソフトの内容如何で活動は大きく変わると思います! だからこそ、どんな英語に触れ させるかが大事だと、久埜先生のお話で実感しました。 |
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