ぼ〜ぐなん広場(95) 『新年のご挨拶』
ぼーぐなん広場にお立ち寄りの皆さま
明けまして おめでとうございます
ご無沙汰を重ねている間に、慌ただしく2016年が過ぎてしまい、チャレンジング
な2017年を迎えました。行く手には多くの課題が待ち受けていますが、皆さまと手を
携えて、ひるまずに一歩一歩踏みしめながら進んでいきたいと思います。
皆さまも、今年こそ、といろいろな計画を立てておいででしょう。広場で、こんなこ
と、あんなこと、とみんなで夢を語り合いたいと思います。どうぞお聞かせください。
2016年は、1月から「ぼーぐなん勉強会」と称して、8月を除く毎月1回、ささや
かな集まりを持って、ぼーぐなんで目指してきたことについて語り合いました。ご参加
くださった先生方、いろいろとご意見を伺うことができ学ぶことが多く、この機会を得
たことを感謝しています。
その他に、私が長年所属している(一財)語学教育研究所の小学校外国語教育委員会
の活動として、2012年以来小学校英語指導者養成講座のセミナーを年3回開いてきま
したが、昨年から、ワークショップも追加して、少しでも学びの機会を多くしようと、
仲間たちと頑張っています。今月14日には第3回を「子どもが英語を使いたくなる話
し方」をテーマに行います。 そこで、ぼーぐなんのWORD BOOKと Hi, friends! の
2冊を使って、子どもと英語を使い合う方法を学ぼうとしています。
今年、もう一つ試してみたいことは、このような勉強の機会で学んだことを広く現場
にもお伝えしたい、ということです。小学校の現場で先生方と「研修」という名の勉強
会をするとしたら、どれだけ授業を変えることができるか、また、その結果、子どもた
ちの学びがどう変わるか、客観的に調査研究してみたい、と計画を練っています。子ど
もたちの英語の学びが深くなるために、どんな研修内容を選んで現場の先生方にお伝え
すれば、授業改善につながるのか、初心に返って学びたいと思います。来年の春ごろ、
少しでもご報告ができれば嬉しいです。1年や2年で結果の出るものではないと承知し
ていますので、その後も学び続けて、これはと思うことがあれば、この「広場」でもご
報告をしたいと思います。
小学校英語が2020年から高学年で教科となり、今までの英語活動は中学年で必修と
なることがほぼ決まりました。高学年では、時間割の枠を考えると、1コマ+短時間学
習で、週当たり90分英語を学習することになりそうです。学級担任の先生方が単独で
授業をされる機会も増えるでしょう。どのような学習環境になろうとも、指導内容の選
択と指導方法とを誤らず、子どもの学習能力に寄り添うものであれば、中学進学までに
相当の英語運用能力を獲得させることができると考えています。だからこそ、研修のあり方を研究しなければならない、と思います。
これから、各団体の研修なども増えていくと思いますが、ぼーぐなんのホームページ
でもできる限り情報をお伝えしていきます。皆さまと、頻繁にお目にかかる機会が増え
れば嬉しい限りです。移行措置が始まる2018年に向けて、後悔しないで済むように準
備をしたいものです。
この1年、くれぐれもご健康にご留意の上、ますますのご活躍をお祈り申し上げます。
久埜 百合
2017.1.1.
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