久埜百合先生の
アクティビティメニュー40 〜「えいごリアン」基本表現に即した40の活動アイディア集〜 ※このページは、NHK出版、及び、NHKの許可をいただき、『これならできる!小学校英語ガイドブック 先生の
ための NHK「えいごリアン」徹底活用術』(NHK出版 現在廃版 )から、抜粋転載させていただいております。 先生は基本表現だけを使えばよく、子どもは英語を聞いて、そしてYes./No.か簡単な単語、あるいは 基本表現のみで答えれば大丈夫、というものを中心に集めました。 「えいごリアン」は3,4年生を主な対象としていますが、英語活動をどの時期(学年、学期)に行う かで、アクティビティが難しすぎたり、逆に子どもっぽく思えたり・・・・。 ぜひ、子どもの成長に 合わせてアレンジしていってください。 |
「えいごリアン」(2000年)#13 “Where is my cap?”“Here you are.” Where is 〜? を使ったゲームとしては、第4章でカード合わせゲームをご紹介しましたので、 ここでは「数字カード・ゲーム」をご紹介することにしましょう。 準備するのは、1〜9までの数字を書いた紙1枚ずつと、5を書いた紙を1枚(合計10枚。 5は計2枚)。さらに、10を書いた紙5枚です。マグネットで黒板にはれるようにしておきま す。 まず、10を書いた5枚の紙を、黒板の向って右側に縦一列に並べます。次に、1〜9のカー ドを向って左側に適当にはり、1枚ずつ数字を読み上げながら裏返していきます。seven, three, nine ・・・。裏返し終わったら1枚めくり、例えば4が出たら Four plus six is ten. Where is six? と問いかけます。子どもの指摘で6が見つかったら、4と6のカードを一番上の10の カードの横に並べ、4+6=10。 もうおわかりですね。これはカード合わせゲームと Let's make ten. を組み合わせたげームで す。ゲームとしての完成度はかなり高い? <使う表現> 先生: Four plus six is ten. Where is six? ◎第4章のカード合わせゲーム: 同じカードを2枚ずつ準備します。 まず、カードを表向きに黒板にはっていきます。この際に、pizza, miso soup, spaghetti な ど、食べ物の名前を英語で言いながらはっていくと、英語での呼び方がわかってよいでしょう。 はり終わったら、今度は1枚ずつゆっくりと、単語をもう一度聞かせながらカードを裏返して いきます。すべて裏返したら、ここでひとりの子どもを指名して、裏返しのカードを1枚めくら せます。 例えば、それがピザの絵カードだったら、先生は、Where is the other pizza? もう1枚の ピザの絵カードはいったいどこにあるでしょう? もう1枚めくらせて、当たれば Good Job! と拍手。外れたら残念。次の子どもに交代です。 久埜先生の授業では、カードを全部裏返した後、すぐにゲームを始めないで、「えいごリアン」 のビデオを見せました。子どもたちは番組に夢中、カードのことはすっかり忘れます。そこでビ デオが終わって1枚めくり、Where is 〜? とやるのです。子どもたちは一斉に「えーっ、もう 忘れちゃった」と大騒ぎ。単純なカード合わせも、こうすると挑戦しがいのあるゲームになりま す! |