えいごリアン・コーナー

英語活動初体験!
これで安心Q&A集

※このページは、NHK出版、及び、NHKの許可をいただき、『これならできる!小学校英語ガイドブック 先生の
 ための NHK「えいごリアン」徹底活用術』(NHK出版 現在廃版 )から、抜粋転載させていただいております。

Q:子どもが間違った英語で答えてきたら、
  どう応じればいいでしょうか

  番組視聴後に基本表現を使って子どもとやりとりをしていますが、たとえば Do you have a
red pencil? という問いに、I have red pencil. というふうに、a や an を落として答えてくる
子どもが大変に多くいます。こうした場合、誤りを指摘して正しい英語に直すべきなのでしょう
か。小学校でそこまでやる必要があるのかどうか、悩んでいます。


A:意味が通じていればOK!
  と考えましょう。

  英語を身につける目的は、正しい英語をしゃべることにあるのではなく、あくまでも意思を伝
えること、他者とコミュニケートすることにあります。ですから、多少の間違いがあっても、意
味が通じていればまずは正解と考えましょう。また、まったく意味が通じていない場合でも、
「それは間違い」と否定するのではなく、“Oh, you have a red pencil.”などと正しい英語を
先生が繰り返し示すようにしましょう。子どものレディネス(準備状況)が高まっていれば、先
生の示した正しい英語を、子どもはすぐに吸収し身につけてしまうものです。
  これは、子育ての過程で親が示す態度とまったく同じことです。赤ちゃんが靴を指して「かっ
か」と言えば、親はそれを間違いだと否定せずに、「そうね、お靴」と何度でも繰り返します。
これと同じことを、教室でもやればよいのです。

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