英語活動初体験!
これで安心Q&A集 ※このページは、NHK出版、及び、NHKの許可をいただき、『これならできる!小学校英語ガイドブック 先生の ための NHK「えいごリアン」徹底活用術』(NHK出版 現在廃版 )から、抜粋転載させていただいております。 |
Q:番組が15分しかなく、45分間の授業時間の間がもちません。 いいアイディアはありませんか? 英語がまったくできない男性教師です。英語ができないだけでなく、英語的な身振りなどをするの も恥ずかしいので、英語活動の時間が苦痛でなりません。「えいごリアン」を視聴している間は、そ れこそ安全地帯のようなもので、ホッとひと息つけるのですが、それもわずかに15分。残りの時間 は、本当に間がもたなくて困っています。 英語の歌などもいくつか覚えてみましたが、音楽も苦手なので、伴奏もなしに率先してうたう気に なれません。ATLの手配もできない地域なので、なんとかひとりで切り抜けるしかないのですが、 何かいいアイディアはないものでしょうか。 A:倍のネタを仕込んで授業に臨みましょう。 授業プランやテキストを活用してください。 子どものために、先生自身が気持ちを切り替えてください。 まず言えることは、いくら「えいごリアン」が、子どもたちには自覚的な練習をさせないプログラ ムになっているからといって、それを活用する先生は、ある程度の勉強や準備が必要だということで す。もしも 45分間の英語活動に自信が持てないのであれば、90分の英語活動ができるぐらいの準 備をしての臨むしかありません。45分ギリギリのティーチング・プランを立てるのではなく、臨機 応援に差し込めるネタを同量程度持っていれば、ずいぶん心に余裕ができるものです。 また、せっかく仕込んできたからといって、ネタを使い切ろうと考えないことも大切です。余った ネタは儲けもの、次回に回せばよいのです。熱心な先生に多いことですが、ネタを使い切ろうと焦る あまり、結果的に子どもを責めつけてしまうことが往々にしてあります。 歌、チャンツ、ゲームなどの具体例は第3章にまとめてありますが、ここでは一曲の歌でどれだけ のことができるかをご紹介しておきましょう。 @声色を変えてうたう。 おじさんの声、おばさんの声、おじいさんの声、おばあさんの声、赤ん坊の声など。 Aテンポを変えてうたう。 最初はゆっくり、だんだん速く。限界までスピードを上げていくと子どもは喜ぶ。 B回数を数えさせる。 手をたたきながらうたい、手をたたいた回数をクイズに。同一の歌詞が出てくる回数、出てくる動 物の数、出てくる食べ物の数などをクイズに。 さて、たったこれだけの工夫で、一曲の歌を 4〜5回もうたうことが可能になります。ネタを仕込 むといっても、すべて異なる素材で仕込むのではなく、ひとつの素材の使い回しの方法をいくつか考 えておくのです。それだけで、ずいぶんラクになるでしょう。特に歌は、いろいろなうたい方ででき て便利ですから、ぜひ3曲くらいはアカベラ(無伴奏)でうたえるようにしておきたいものです。 また、歌をうたうときには、最初から完璧にうたおうとせず、よく知っているサビの部分からうた ってもかまいません。Old McDonald Had a Farm なら、E-I-E-I-O! からうたってもいいのです。 大切なのは英語の音の流れであり、歌はその流れをつかむのに最適の教材です。ですから、最初から 正確な歌詞でうたうことにとらわれてギクシャクするよりは、うたいやすいところからうたう方が、 はるかによいのです。正しい発音を確認したいときは、何回でも番組に戻ってください。 でも本当にアイディアに詰まってしまったら、「えいごリアン」クイズを用意しておいて、番組を 繰り返し視聴しましょう。「マイケルのお父さんの名前は? おじいさんの名前は?」「ミニ・ユー ジの右側のポケットは何色?」など、その日に見た「えいごリアン」の中からクイズを出して、これ を機会にビデオを巻きもどして見てください。 |
ぼーぐなん 170-0013 東京都豊島区東池袋4-14-4貫一ビル TEL (お問合せ) 0120-777-529 / (代表) 03-3983-7151 http://www.borgnan-eigo.com kokusai@borgnan-eigo.com