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      あけまして おめでとうございます

 

 

皆様のこの一年が、今までにも増して実り豊かでありますように

お祈りいたします。

 

今年、皆様は何にチャレンジされますか。

私は、「やり甲斐のあるやり取り」の方法を考えていこうと思っています。

 

実は、この「やり甲斐のある やり取り」という言葉は、去年の78月にかけて岐阜県高山市で

研修や飛込み授業をさせていただいているときに思いつきました。3月に公示された新学習指導要

領で、従来の4技能のうちの「話すこと」(やり取り) (発表) の二つに別けられましたが、

この2つ中で、特に(やり取り) の指導をどう考えていくべきか思案を巡らせていた時のことでした。

 

その後、複数の研修の機会があり、やり取りについて考えることが重なりましたので、《ぼーぐな

広場》を読み返してみました。200412月に始め、15年目を迎えるこの《広場》では、10

を超える先生方が寄稿してくださっていますが、私たちは「授業はやり取りで始まり、やり取り

を充実させることで子どもは英語のルールを発見し、英語を自分の力で使い始める」と言い続け

てきたのだ、と改めて肝に銘じました。

 

ぼーぐなん講師研修や『パレット』という社内ニューズレターでも、「言わせるためのやり取りで

はなく、子どもにとって身近な題材で意味のあるやり取りをして、気持ちを伝え合うことを根幹に

据えた授業つくりを心がけよう、と話し合い、書き続けていたのでした。

 

やり取りは常に私たちのキー・ワードだったのです。やり取りをしている間に、「分かった!」と

いう満足げな顔には、教えられたからわかった!ではなく、英語を聞き取り、考えて判断して英語

を使ってみて「うまく言えた!」成功感が滲んでいて、自力で「分かっちゃった!」喜びと自信に

満ちています。子どもの心の中に「深い学び」が起こっているのだと思います。

 

今年も目指すのは、やり取りの指導技術を磨くことにしようと思います。120日に語学教育研究

所の仲間と行うワークショップでも「やり甲斐のあるやり取り」をテーマに、子どもたちを誘い込

んで言葉を交わす方法に挑戦することにしています。

 

2020年の教科化に向けて、皆様にサポートしていただきながら頑張っていこうと思います。

 

        久埜 百合

2018.1.1.


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