1.数で遊ぼうの神経衰弱をしたのですが、子どもたちの歓声がどのクラスにもあがりました。

  ●神経衰弱(5年 L6-H2)

   やっと、スマートボードを使っていくようになってきました。先日、5年生に数で遊ぼう
  の神経衰弱をしたのですが、子どもたちの歓声が、どのクラスにも上がりました。T&Lは
  全体でのインタラクションが本当に楽しめる!と実感できた授業でした。

  ●アルファベットクイズ(6年 L2-H3)

   アルファベットのクイズをT&Lで行ったのですが、腹を抱えて楽しむ6年生がいて本当
  に効果大!を実感しました。どうして腹を抱えていたかと言うと、' s ' や ' t 'などアルファ
  ベットを入れ変えながら、イラストをヒントに言葉を探していく過程の「ことば(音声)」
  の楽しさだったのではないでしょうか。繰り返し続けてやっていけば、言葉のきまりなど、
  子どもたち自身からの気付きが増えてくるのではないかと思いました。
                                                   
2.発達段階にあった内容で高学年にぴったりだったと思います。

  ●Frog Song!(6年 L1-H1) 
 
   全てアルファベットだけなので、負担に感じることなく、しかも馴染みのメロディーで
  あるところが良かったようです。慣れてきたら、輪唱で楽しみました。

  ●職業当て(6年 L9-H1)

   いろいろな職業の人がシルエットで出てくる頁に、とても興味を持って取り組んでいま
  した。シルエットだけだとなかなか分からないものも多く、そこが良かったようです。発
  達段階にあった内容で高学年にぴったりだったと思います。

3.自分でこれだけの教材を用意するのは大変。

    'live' でのやりとりを意識した授業をしました。'like' の復習も含めて、いろいろT&Lを取
  り入れた授業を行いました。

  ●アルファベットと数字のマッチングゲーム (5年生 L4-H4)

   これは、What does it like?  Can this animal fly?  の復習ができ良かったと思います。

  ●Where do they live? (5年生 L7-H1)

   いろいろな動物が世界のどこに住んでいるか、世界地図に動物を動かしてやりとりする
  頁を使いました。自分でこれだけの教材を用意すると大変。授業準備の手間が省けて有難
  いです。

4.喜んで取り組んでいた。


  ●What is this? クイズ(6年生 L4-H3)

   イラストを見て漢字を当てる活動が、大変盛り上がった! 子ども達一人一人に紙を渡
   して書かせてみた。そのあと、代表の子どもが前に出て黒板に書いてみた。喜んで取り組
   んでいた。

5.自分なりのアレンジもしています。


  「利用の手引き」も見せていただいています。そして、自分なりのアレンジもしています。

  @ここが使いたい!というページだけ別名保存して、すぐにそのページから提示できるよう
    にしています。

  Aプレゼンテーションソフトと同じように扱い、使いたい映像や音声にリンクを貼付けたり
    しています。

  Bシェード機能はとても便利です。ちょっとだけ見せたり、違った物を集中してみせたい時
    にシェードで隠したりしています。子どもの反応は、ものすごくいいです。食い入るよう
    に見たり、見ながら聞いたりできるのがよいのではないでしょうか。子どもたちに、どん
   どんスマートボードにタッチさせながら使っています

  *注)上記@、Aの編集は、SMART Board をお使いになられている場合のみ可能です。
      また、Bの「シェード機能」は SMAR Boardに付属している機能です。

6.電子ボードってすごいですね。


  電子ボードってすごいですね。子どもの集中力が違います。しっかり予習をしておけば、
  授業の進行もものすごくスムーズで、びっくりです。

  成るほど、T&Lがあれば、担任の先生方も、もっと 気楽に授業ができるだろうなぁという
  ことも実感として分かりました。 T&Lがあれば、教材の準備の必要ないし、全部しゃべって
  くれるし、子どもは喜ぶし、いいことづくしですよね。

  もちろん、今までアナログで行ってきた授業ならではの良さもあると思うので、 両方の良
 いところを織り交ぜながら、担任の先生方と一緒に授業を進めていこうと思っています。 電
 子ボード、そして、T&Lの助けを借りられることは実に心強いです。

7.担任の先生と一緒にできる活動


 5年L7-H2のクイズを担任の先生方と一緒にとても楽しく利用することができたのでご報告
します。「飛蝗」や「南瓜」の漢字クイズのところです。事前の打ち合わせの時間は取れなかっ
たのですが、操作方法は難しいことではなく、画面を見ればすぐに分かりましたので、担任の先
生方にボードを操作しながら活動を進めて頂きました。ほんの少し操作について確認をし合った
だけだったのですが、3つのクラスで担任の先生と私(英語補助教員) とで、息の合った使い方が
できました。

 どの担任の先生も、はじめは、What is this? をクリックして聞かせ、ご自分もそれに続けて
What is this? と尋ね、それから、Hintをクリックして絵を見せ、最後に漢字をクリックして正
解の英語を聞かせるようになさいましたが、直に、子どもたちの反応を見ながら、クリックする
順番を変えたり、既習の表現を使ってヒントを出したりと、各人各様の工夫をなさいました。例
えば、「蜻蛉」は、子どもたちが読めませんでしたので、「かげろう」とか「すずむし」とか言
って悩んでいるのを見計らって、What is this?をクリックして聞かせ、ご自身も、それに続いて、
What is this? と、さも面白そうにおっしゃり、この辺りでちょっとヒントが必要だろうという
頃に、漢字をクリックして、Dragonfly. と聞かせました。すると、子どもたちは、「あっ!」と
いう顔になって、「ちょうじゃなくてぇ、なんだっけ?あっ、わかった。とんぼ!」と応えてい
ました。「菫」のときは、逆に、先にHintをクリックして写真を見せ、What is this?  It's purple.
などと子どもたちに投げかけられ、子どもたちから「すみれ」という答えを引き出していらっし
ゃいました。その後、漢字をクリックして Violet と聞かせ、「色の名前で使うよね。」とコメ
ントしていらっしゃいました。「鸚鵡」のときは、「漢字の部首をよく見て、読めそうなところ
だけを拾って読んでご覧」とそのまま日本語で漢字の解説を展開された先生もありました。また、
「英語で何て言うんだろう?先生も知らないや。」とおっしゃりながら、What is this? をクリッ
クしてご自身も首をかしげ、漢字をクリックして英語を聞き、「へぇ、そういう風に言うんだ。」
などとおっしゃる場面もありました。いずれの担任の先生も、子どもたちの反応を見ながら、そ
の場で変化をつけながら授業を進められ、子どもたちは、T&Lの画面を仲立ちに、担任の先生と
のやり取りをごく自然に楽しんでました。

 そして、私は、子どもたちの方に立ち、担任の先生が What is this? とおっしゃったあとに、
What is that? と画面を指さしながら言うことができ、はからずも、自然に、this と that の使
い方の違いを聞かせることができました。また、「向日葵」を見て、子どもたちが「ひまわり」と
応えたときには、私がまず、 What is ひまわり in English? と聞き、続いて担任の先生が子ども
たちの応えを受け取って、漢字をクリックして Sunflower. と聞かせる、その後、私が、What
color is the sunflower? と聞き、また、担任の先生が、Oh、 yellow. などと子どもたちの応え
を受け取って、Hintをクリックして写真を見せるなど、担任の先生と私も、T&Lの画面を挟んで、
阿吽(あうん)の呼吸で授業を進めることができました。

 今年の4月から徐々にT&Lを取り入れて、担任の先生と授業を進めてきましたが、基本的に必
要な英語はすべてボードがしゃべってくれる安心感と合わせて、今回はテーマが漢字で、先生方
は扱い慣れていらっしゃるということもあって、スムーズに、個性を出しながら活動を進められ
たのだと思います。担任の先生、子どもたち、そして私の間で、楽しいことばのキャッチボール
になりました。
                           相田眞喜子(東京学芸大学教育学部附属世田谷小学校)


8.ストーリー性のある写真が、子どもの心を捉える.

●Can this animal swim? (6年 L4-H1)



 今日は、○がいっぱいでてくる動物クイズ(6年L4-H1 スライド4)を使いました。
Questions に記載されている疑問文を頼りに、やり取りを進めました。まず、○の色を聞いて、
それから全体をシェードで隠して、○の数を聞いて、それから、What is this? What is it doing?
とやり取りを進めました。

 3クラス続けて同じ授業をしたのですが、どのクラスも、はじめに○をぱっとタッチして写真
をちらりと見せると、木の上で寝ている leopardを、「ナマケモノだ!」と 言いました。○をず
らして見せると、「なんだ、なまけもののチーターだ!」と言って喜んでいました。そこで写真
の左下をクリックしたら "leopard" と聞こえてきて、「あれ、チータじゃないのか?」「もう一
回聞かせて。」と何回も催促され、何度もクリックして "leopard" を聞かせることになりました。
「ひょうみたいなことかなぁ.... 」という呟きも聞こえました。子どもの頭がものすごく忙しそう
に回転している様子が手に取るように見受けられました。 また、トラの写真が見えたときは、
「トラが泳いでる!」という驚きの声も、3クラスで上がりました。ライオンのところで、"They
are talking." と聞こえてきたときも、大受けしていました。「ライオンがなにを喋ってるって言
うんだ?!」と笑うのです。子どもたちには 'talking' が分かるんだということが、私にはちょっ
とした驚きでした。トークショーを知っているとしても、トーキングと聞こえてきて分かるとは、
すごいなぁと思いました。

 まだまだ英語で何か言ったりすることに抵抗がある子どもたちなのに、活発に発言していて、
T&Lのおかげだなぁと思いました。実は、この活動は6年生にはちょっと単純すぎるかな、と最
初は思っていたのですが、一見単純に見える仕掛けでも、写真がただ動物の写真だというのでは
なく、ストーリーのある写真であるため、子ども心をがっちりと捉えたのでした。 ※予想以上の
子どもたちの興味の盛り上がりに、驚きましたし、楽しい授業になって、本当に良かったです!

 ただし、失敗もありました。動物をほ乳類と魚類に分けたりする活動をしようと思って、スマ
ートボードのギャラリーやインターネットから、前もって動物の画像を取り込んだスライドを、
たくさん用意しておいたのですが、取り込むのがあまりにも簡単なため、あれもこれもと欲張り
すぎて、動物の種類が多すぎ、活動が長ったらしくなってしまったのでした。休み時間に大急ぎ
で削除して、2クラス目からは数を減らして活動しました

 電子ボードはとても便利で面白いですが、まだまだ使いこなせているとは言い難いです。毎回
のように新たな発見があります。これからも、子どもたちと活動を続けていきながら、更に有効
に活用できるようになりたいと思っています。是非、電子ボード仲間の皆さんからも、新たな発
見など分かち合って頂けたら嬉しいです。

相田眞喜子(東京学芸大学教育学部附属世田谷小学校)  

 ※T&L制作者より
  ・「動物が隠れている○の頁」は、上記でご紹介いただいた「6年L4H1」の他、 
   「5年L7H3」と「5年L7H4」でも使っています。但し、「5年L7H4」
  では、”透けて見える仕掛け”はしてありません。

 ・動物の写真は、単に、トラだ!、ライオンだ!と分かるのではなく、「何かをして
  いる」「動物にも表情があるんだ!」というものを選びました。その為には、一種
  類の動物を数十枚もの写真の中から選びました。また、種類を優先するのではなく、
  表情の豊かな写真のある動物を優先しました。そこが、子どもたちにも伝わったと
  教えていただいて、制作したものとしては、とても嬉しくなりました。 
                                              (久埜 百合)

9. Touch and Learn を使い始めたばかりの先生からの報告

平成23年9月13日 6年授業「英語ノート2 Lesson5 道案内をしよう」の補助教材として使用。
○「アミダくじ」
・目的地を紹介し、建物等の言い方を確認する。
・コースを選び、どこに辿り着くかを予想する。
・児童は、T& Lを初めて使うので、興味をもって参加していた。
・アミダに合わせ、Go straight. / Turn left. / Turn right. とつぶやいていた。
・人形がスムースに動かせるとさらによい。


平成23年9月20日(次の週に)6年授業「英語ノート2 Lesson5 道案内をしよう」の補助教材として使用。
○「アミダくじ」
・行きたい場所(目的地)を決めてから、コースを選ぶ。
・人形を目的地に動かさないと画面の上部が見られなかったので、目的地を決めた後、人形を
 スタート地点に戻す際、「アミダが見えて答えがわかってしまう。」と児童から意見が出た。
・途中の道をシェードで隠しておこうとしたが、うまくできなかったため、児童に目を瞑って
 待ってもらうことにした。ここで電子ボードの操作をもっと工夫したい。
・教師がスマートボード本体の操作技術を習得していけば、テンポよく授業が進むと感じた。


平成23年10月18日 6年授業「英語ノート2 Lesson6 行ってみたい国を紹介しよう」の補助教材として使用。
○「世界遺産当て」
・12もの世界遺産の写真があるので、教師は準備をする必要がなく、助かった。
・世界遺産と、国名の言い方がよかった。


平成23年11月8日 6年授業「英語ノート2 Lesson7 自分の一日を紹介しよう」の補助教材として使用。
○「一日の生活」
・動作のイラストで言い方を確認する。
・教師や児童の生活時間についてやりとりをし、24時間円グラフにドラッグ&ドロップす
 る。
・児童は、家庭科の授業に、生活時間グラフを作成したことがあるが、帯グラフで作ったの
 で、今回、24時間円グラフを理解するのに時間がかかった。
・真上が12時になっているが、そうすると、子どもたちが起きる6時頃が、左(9時の方
 向)になってしまい、その時点で、??がいっぱいの表情をする児童がいた。真上が0時
 の方が、より理解しやすいと思う。
・他にも、アナログ時計を2つ並べて、片方が午前、もう一方が午後としたら、分かり易い
 かとも考えたが、それでは、「一日の生活」という感じにならないなという気もする。
・また、普段の生活で、5時間目は14:00〜、下校16:30など、教師が文面で使う
 ことは多いけれど、児童は使っていない。大人でも、話し言葉では使わないなと、改めて
 振り返るきっかけになった平成23年11月15日 6年授業「英語ノート2 Lesson7 自分の一日を紹介しよう」の補助教材として使用。
○「一日の生活」
・児童の生活時間についてやりとりをする。
・24時間円グラフに抵抗を感じている児童がいたので、動作のイラストだけを活用する。
・動作イラスト一つ一つを切り抜いて提示、または、拡大して提示したかったが、操作技術
 がなくてできなかった。


平成23年12月冬休み「利用の手引き」全ページを印刷し、
  @「Touch & Learnの使い方」
  A「5年生のレッスンプラン」
  B「6年生のレッスンプラン」
  C「歌」
 の、4種類のファイルを作成し、PCを立ち上げなくても内容がわかるようにし、活動案
 作成に生かせるようにする。「利用の手引き」を印刷して、1時間ごとの活動案をじっくり拝見し、2学期に行った授
 業を振り返ると、「ああ、こんな物もあったんだ。使えたのに。」と気づいたものも多く
 あった。3学期は、レッスンプランを読んで、さらに活用の場面を増やしたいと思う。

新海 かおる(埼玉県春日部市立八木崎小学校)      メニューに戻る