子どもとの豊な表現活動を支える WORD BOOK
ぼーぐなんのWORD BOOKは、子どもたちの英語とのふれあいの中から生まれました。 それは今から20年以上も前のことですが、1978年に英語学習を始めたばかりの4年生の 子どもたち57人に、"知っている" と思う英語のことばを絵に描いて集めてもらうことから 始まりました。その中には、[r] のリンゴやラーメン、[k] のキュウリやキリンなどもあって、 集まった1000を超える単語を分類する作業はとても楽しいものでした。
それらの単語を絵辞典の形にまとめたものが、このWORD BOOKです。WORD BOOK に収められた単語は、子どもたちがどこかで耳にし覚えていたものばかりです。 どれを使っ ても、クラスの誰かがきっと知っている単語ですから、これを基にして英語の Q&Aをすれ ば、話が弾むわけなのです。 子どもの生活の周辺にあることばを中心に表現活動をしている と、自然に語彙が増えて、 "英語を使いたい" という欲求が益々高まります。これは授業を楽 しく進めながら英語の運用能力を身に付けるのに、 とても効果的な方法だと考えています。
20年近い年月、私自身が総数2000人以上の子どもたちとWORD BOOKを使って授業を している間に思いがけない子どもの反応に出会い、さまざまな活用法を発見することができ ました。年を重ねるごとに「英語を使えるようになりたい」と強く願う子どもの心を捉え、 "楽しみながら聞いて、知らない間に英語で答えてしまう指導方法" を、このWORD BOOK とともに学んできたということができます。その基本は、"まるでゲームみたい" な状況を作 り出して、思わず英語を使ってしまう経験を重ねていくことです。 |
★WORD BOOKを使って言語材料を導入するために(久埜)→ クリック