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    2006年度発進!
入学式も済んで、校庭に小さな子どもたちが駆け回っているようになりました。
新しい年度を向かえ、皆様も思いを新たにしておられることと思います。

3月27日に、中教審外国語専門部会から審議経過のまとめが公表され、今後の進展が気になるところです。
・5・6年生で英語が必修化される
・週1時間程度の頻度で
・共通の教育内容を設定
・評価はしない
・コミュニケーション能力の育成を図る
などの指摘が目に留まります。

そして、ふつふつと疑問も湧いてきます。
・教科とは違うらしい、では、どう違うのだろう
・既に総合的な学習の時間の実施以来3年生から英語に触れさせているけれど、
  3・4年生の間は、今までどおり学校の教育環境に合わせて自由に決めればいいのだろうか
・6年生までに、何を必修の中で学ばせて、中学の英語と繋げればいいのだろうか
・1・2年生からはじめているところもあるが、低学年・中学年の間に、何をしておくと、
 必修になる5年生の英語の授業に効果があるのだろうか
・テキストを使っている地域もあるけれど、必修となれば、テキストは必要だろうか
・この動きで、地域格差・学校間格差が埋められるだろうか
・英語の授業を担当する指導者の養成とその研修

待ちに待った専門部会の報告でしたけれど、やっぱり私たちが次の一歩を踏み出すのには、考えなければなら
ないことが残っています。必修になることで予測される授業の内容や指導方法を検討し、子どもたちが中学生
になるまでに身につけさせたい英語の運用能力について、教師一人一人が考え方を整理したいと思います。

「英語を教えるのではなく」という文言を頭の隅において考えていたときとは何かが変わろうとしています。
小中一貫の学校教育があちこちの自治体で始まり、教育全体も音を立てて変わっていくのではないか、
そんな予感もします。

どうやら、新年度に私たちは大きな宿題を抱えたような気分です。そこで、子どもたちにも夏休みの宿題が
あるように、私たちも夏休みに自主研究をしようと、次のようなセミナーを計画しました。どこの学校にも、
学会にも所属するのでなく、言ってみれば、「こんな小学校英語があったならなぁ」と夢見ている趣味の会
のようなものです。まず手始めに、40人くらいの人数で集まって、自由にお話し合いをしながら、日ごろ
の疑問をわかち合い、答に辿り着ける道筋を見つけたいと思います。関心のある方は、お申し込みください。
先着順です。
                                                     久埜 百合  (中部学院大学)

○                                    ○
子どものための 英語教育研究会セミナ-

平成18年8月26日(土) 27日(日)

会場: 世田谷区立砧区民会館 世田谷区成城 6−3−1)
    小田急線「成城学園駅」下車。中央改札口を出たら左に。交番を右折。新宿方向に徒歩3分

2006年度が始まりました。私たち有志が集まって、小学校の英語教育で、 何を教えれば子どもたちの将来の英語学習に役立つのか考えたいと思って   セミナーを企画しました。秋を迎える直前、ご一緒に考えたいと思います。 
 (申し込み順40名で締め切ります。)        久埜 百合
                             
8月26日 
9:30−10:00 受付 10:00〜11:00 英語の授業を始めるとき         久埜 百合(中部学院大学)         いきなり英語で話し始めるときの抵抗感を少なくするために         役立つ活動をご紹介します。 11:10〜12:10 聞く力を伸ばす          粕谷 恭子(聖マリア小学校)         4技能の中でも「聞く力」が大切といわれています。         子どもたちが英語を聞いて、分かった!と思える活動について         考えてみましょう。 ランチ・タイム ご一緒にご持参のお弁当をいただきながら、         楽しくおしゃべりをしましょう 13:30〜14:30 学級担任がする英語の授業          大橋 園子(世田谷区立東大原小学校)         英語が小学校教育課程に入ってきて、学級担任の試行錯誤が         続いています。現場での実践をご報告します。  14:40〜15:40 初めて英語と出会わせるときの活動          粕谷 恭子(聖マリア小学校)         低学年と高学年では、英語に立ち向かう気持ちも違います。         導入の時期の英語のアクティビティについて考えましょう。                              16:00〜17:30 持ち寄られた参加者の直面する問題について、話し合いましょう。         お申し込みのときに、ご質問・ご意見をお寄せください。 夕食後〜21;00 自由参加         絵本、その他の展示教材の説明
8月27日 
9:30−10:00 受付 10;00〜11:00 4年生までの英語活動 粕谷 恭子(聖マリア小学校)         高学年で必修とされる英語を学ぶまでに、         どんな英語運用能力をつけておけばいいでしょうか。 11:10〜12:10 必修化された5・6年生の英語          久埜 百合(中部学院大学)         5年生から英語に触れさせる場合も1年生から英語活動を続けて         いる場合もあります。         高学年の子どもたちが身につける英語について考えましょう。                                  ランチ・タイム ご一緒にご持参のお弁当をいただきながら、         楽しくおしゃべりをしましょう 13:30〜14:30 カリキュラムを考える          本間 啓子(金沢市立森本小学校)         学級担任が6年生を卒業させるまでに関わる英語授業について、         実践をもとにその経過をご報告します。 14:40〜15:40 子どもたちを楽しませる文字指導 久埜 百合(中部学院大学)         自然に目に留まるアルファベット、大人たちが書いてみせる         アルファベット、そのあたりから始めて、書きたくなる文字         までの指導法を考えます。 16:00〜17:30 まとめ ●参加費  1000円(1日の参加でも2日の参加でも同額です。) ●お申込み 先着40名で締め切ります。       kayoko@borgnan-eigo.com 宛てにお申し込みください。       @お名前 Aご所属の学校名・団体名 B電話番号 をご明記ください。       C日ごろ直面されている問題、質問、ご意見も教えてください。   メールでのお申し込みができない方は       TEL 0120-777-529 (携帯からは 0940-42-1069) 岩橋まで。


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