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ぼ〜ぐなん広場 (25)
2006年度発進! | |
入学式も済んで、校庭に小さな子どもたちが駆け回っているようになりました。 新しい年度を向かえ、皆様も思いを新たにしておられることと思います。 3月27日に、中教審外国語専門部会から審議経過のまとめが公表され、今後の進展が気になるところです。 ・5・6年生で英語が必修化される ・週1時間程度の頻度で ・共通の教育内容を設定 ・評価はしない ・コミュニケーション能力の育成を図る などの指摘が目に留まります。 そして、ふつふつと疑問も湧いてきます。 ・教科とは違うらしい、では、どう違うのだろう ・既に総合的な学習の時間の実施以来3年生から英語に触れさせているけれど、 3・4年生の間は、今までどおり学校の教育環境に合わせて自由に決めればいいのだろうか ・6年生までに、何を必修の中で学ばせて、中学の英語と繋げればいいのだろうか ・1・2年生からはじめているところもあるが、低学年・中学年の間に、何をしておくと、 必修になる5年生の英語の授業に効果があるのだろうか ・テキストを使っている地域もあるけれど、必修となれば、テキストは必要だろうか ・この動きで、地域格差・学校間格差が埋められるだろうか ・英語の授業を担当する指導者の養成とその研修 待ちに待った専門部会の報告でしたけれど、やっぱり私たちが次の一歩を踏み出すのには、考えなければなら ないことが残っています。必修になることで予測される授業の内容や指導方法を検討し、子どもたちが中学生 になるまでに身につけさせたい英語の運用能力について、教師一人一人が考え方を整理したいと思います。 「英語を教えるのではなく」という文言を頭の隅において考えていたときとは何かが変わろうとしています。 小中一貫の学校教育があちこちの自治体で始まり、教育全体も音を立てて変わっていくのではないか、 そんな予感もします。 どうやら、新年度に私たちは大きな宿題を抱えたような気分です。そこで、子どもたちにも夏休みの宿題が あるように、私たちも夏休みに自主研究をしようと、次のようなセミナーを計画しました。どこの学校にも、 学会にも所属するのでなく、言ってみれば、「こんな小学校英語があったならなぁ」と夢見ている趣味の会 のようなものです。まず手始めに、40人くらいの人数で集まって、自由にお話し合いをしながら、日ごろ の疑問をわかち合い、答に辿り着ける道筋を見つけたいと思います。関心のある方は、お申し込みください。 先着順です。久埜 百合 (中部学院大学) |
○ ○ 子どものための 英語教育研究会セミナ-
平成18年8月26日(土) 27日(日)
小田急線「成城学園駅」下車。中央改札口を出たら左に。交番を右折。新宿方向に徒歩3分
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